SHIINBLOG

あかぽけびより

日々の暮らし、ポケモンの考察など

【ダブル】紅葉グラゼルネ-京都スタン-【VGC2016】

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おっす、未来のチャンピオン。

遅くなりましたが、JCSお疲れさまでした。

残念ながら、私は本戦への出場権を逃してしました。

敗因はいろいろ考えられますが、結局は私が弱かったということなのでしょう。

私のVGC2016最後の思い出として、個人的に最もお気に入りであった紅葉シリーズ最強の構築、通称「京都スタン」についての記事を書きました。

JCSは終わりましたが、まだまだS16スペシャルレート等でVGC2016ルールは楽しめますので、是非とも私の構築を使ってみてください。

 

【構築】

ライチュウ/ドーブル/グラードン/ボーマンダ/ファイアロー/ゼルネアス

 

【概要】

2~3月頃、紅葉オーガレック【ダブル】紅葉オーガレック(GlaceonP構築)【VGC2016】 - あかぽけびよりが対戦環境で通用しなくなったため、私は新たな構築のアイデアを模索する必要があった。

そして、big6(ガルーラ/ドーブル/グラードン/ボーマンダ/ファイアロー/ゼルネアスからなるテンプレ構築)に似せた偽装構築を作りたいと考え、そこから紆余曲折を経て、完成したグラゼルネ構築。

「とつげきチョッチ」ライチュウ、「レッドカード」ファイアロー、「こだわりスカーフ」ゼルネアスなど他構築では殆ど採用されないであろうポケモンを採用しています。

 

【個別解説】

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Raichu @ Assault Vest
Ability: Lightning Rod
Level: 50
EVs: 252 HP / 4 SpD / 252 Spe
Hasty Nature
- Nuzzle
- Hidden Power [Ice]
- Volt Switch
- Fake Out

「京都スタン」のアイドル枠。

ねこだまし」「ほっぺすりすり」で隣のポケモンのサポート、「ボルトチェンジ」で天候合戦、特性「ひらいしん」でボルトロスを牽制できるということで採用。

「めざめるパワー(こおり)」はボルトロスと一緒に出てくることが多いランドロス等のじめんタイプに詰まないようにするため。

また、「とつげきチョッキ」を持たせています。

おそらくライチュウには珍しい持ち物だと思います。

全国ダブルのレートで出会った「ライチュウ/プテラ/ミロカロス/ビリジオン(残り2体は忘れた)」という海外勢の構築のライチュウの持ち物が「とつげきチョッキ」であり、その強さに惚れていたので、持たせることに抵抗はありませんでした。

実際、「とつげきチョッキ」を持たせることでグラードンの「だいちのちから」を耐えるなど、相手の戦術プラン崩す役割も担ってくれていたので、持たせて正解だったと思います。

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Smeargle @ Focus Sash
Ability: Moody
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 Def / 4 SpD
Relaxed Nature
IVs: 0 Atk / 0 SpA / 18 Spe
- Dark Void
- Super Fang
- Wide Guard
- Spiky Shield

 S:実数値80。トリル下で最遅クレセリア(81)より早く動けることや、S+2で最速グラードンカイオーガ(156)や最速ランドロス(157)抜きを意識して調整。

 「京都スタン」の対トリパ枠。

ドーブルは全ての技を使うことができるポケモンですが、今回は外す理由がない「ダークホール」、自身や味方を守る「ニードルガード」や「ワイドガード」、クレセリアを大きく削るために「いかりのまえば」を選択しています。

しゃでオフに参加した頃は最遅で「いかりのまえば」ではなく「このゆびとまれ」を選択していましたが、オフの帰りにりうむさん(りうむのブロマガ - ブロマガのブログ主さん)と「京風スパゲッティー先斗入ル」でパスタを食べながら素早さ調整について相談したことや、後述のグラードンの技を「つるぎのまい」から「いわなだれ」に変えて打点不足になったことから今の形に落ち着きました。

 余談ですが、私は勝手ながら「影の日々の戯言」のファンであり、ブログ記事の内容を勝手に使用することが多い。

今回も呑気ドーブルがトリル対策になることや後述のボーマンダの配分は2016GSダブル(技改良案):グラードン+ゼルネアス+ダブルメガVer1.1 - 影の日々の戯言で知り、内容をこっそり拝借していました。影さんごめんなさい…

ちなみに、影さんの構築で私が一番好きなのはBW2ダブル:ヌケガッサ - 影の日々の戯言です。

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Groudon-Primal @ Red Orb
Ability: Desolate Land
Level: 50
EVs: 4 Atk / 252 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Precipice Blades
- Fire Punch
- Rock Slide
- Protect  

D:無補正C252振りゲンシグラードン(202)の「だいちのちから」確定2発

「京都スタン」の伝説枠その1。

2016GSダブル:ひかえめDSゲンシカイキグラードン - 影の日々の戯言のようきDS版。影さんの影響を受けすぎである。

元々は「いわなだれ」が「つるぎのまい」であり、「つるぎのまい」で攻撃力を上げて追い風下で制圧する使い方をしていましたが、ファイアローなどのひこうタイプが重いことに悩んでいました。

そこに、一時期同じ構築を使用していた某氏が「いわなだれ」を使っていると聞き、それを自分で試したところ、うまく機能したので自分も「いわなだれ」を使うようになりました。

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Salamence @ Salamencite
Ability: Intimidate
Level: 50
EVs: 204 Atk / 52 SpA / 252 Spe
Naive Nature
- Hyper Voice
- Double-Edge
- Tailwind
- Protect

「京都スタン」のメガ枠。

配分は2016GSダブル(技改良案):グラードン+ゼルネアス+ダブルメガVer1.1 - 影の日々の戯言から拝借。

後述する「京都スタン」のファイアローは必ず選出できるポケモンではないので、ボーマンダ自身も素早さ操作できるように4つ目の技には「おいかぜ」を選択しています。

・・・グラードンボーマンダは普通すぎて特に書きたいことがありませんでした。

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Talonflame @ Red Card
Ability: Gale Wings
Level: 50
EVs: 4 HP / 156 Atk / 4 Def / 92 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Brave Bird
- Flare Blitz
- Quick Guard
- Tailwind

D:無補正C252振りゼルネアス(183)のC+2「ムーンフォース」確定2発

「京都スタン」の地雷枠。

【ダブル】レッドカードボルトロス【VGC】 - あかぽけびよりファイアロー版。

「京都スタン」のゼルネアスは「こだわりスカーフ」型なので、「ジオコントロール」使ったゼルネアスにはこちらも「ジオコントロール」使ったゼルネアスで対抗するという手段が取れない課題がある。

その課題の解決に以前考えた「レッドカード」ギミックを組み込みたいと考えました。

ファイアローはフェアリー耐性でゼルネアスの攻撃を一発耐えることが可能で、「はやてのつばさ」によりジオコントロール積んだゼルネアス相手でも先に行動できることや「ファストガート」「おいかぜ」等のサポートが充実していて、「レッドカード」ギミックに一番相性が良いポケモンであると思います。

 ファイアロー努力値の調整に一番苦戦したポケモンで、本当はメガゲンガーを大きく削れる火力が欲しかったのですが、ゼルネアスの攻撃耐えと最速は譲れないという結論に達したので上記の配分に収まりました。

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Xerneas @ Choice Scarf
Ability: Fairy Aura
Level: 50
EVs: 44 HP / 84 Def / 188 SpA / 4 SpD / 172 Spe
Modest Nature
- Dazzling Gleam
- Moonblast
- Psychic
- Sleep Talk

S:最速スカーフドーブル抜き

注意:実数値を私が所有するゼルネアスに合わせてあります。理想個体の場合、努力値を残り16pt振ることができます。

「京都スタン」の伝説枠その2。

「ジオコントロール」型ではなく「こだわりスカーフ」型を使い始めた理由は、単に私が「ジオコントロール」型を使いこなせなかったこと。

マジカルシャイン」「ムーンフォース」のフェアリー技2種、どくタイプ用の「サイコキネシス」、対ドーブル用の「ねごと」を選択しています。

基本的に上から「マジカルシャイン」を打ってるだけでも強い。

よく相手が勝手に「パワフルハーブ」を持ってると勘違いしてくれる点が面白い。

ライチュウファイアローもそうですが、相手の戦術プランを崩せるポケモンは非常に強いです。

 

 【選出の一例】

基本的に「グラードン/ボーマンダ/ゼルネアス+1体」の選出を心がける。

下の例はあまり参考にしないでください。

<対グラゼルネ(big6)>

先発ボーマンダ/ゼルネアス、後発グラードン/ファイアロー

 <対オーガレック>

先発ライチュウorファイアロー/ゼルネアス、後発グラードン/ボーマンダ

クロバットやゲンガーがいる相手にはファイアローを出すと良い。

<対トリパっぽいもの>

先発ライチュウorボーマンダ/伝説枠、後発ドーブルor伝説枠

とりあえずドーブルは絶対に選出する。

 

【構築の弱点】

とにかくドータクンが重い。

全く勝てないわけではないが、とても重い。

もし、ドータクン対策をするとしたら、ライチュウドーブルの枠を別のポケモンに変更すると良いと思います。

 

【戦績】

・第9回しゃでオフ 決勝トーナメント1回戦負け

・S14スペシャルレート 2位 2000pt

・インターナショナルチャレンジMarch 2位 1831pt

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2016 予選 92位 1754pt

 

【おわりに】

S14スペレ2位やINC2位の構築なのでJCPもいけると思っていたのですが… 

この構築や派生構築でJCPで私より上位に行った方もいるらしいので悔しいです。

来年こそ予選抜けたい…

 

ところで、私こそ「こだわりスカーフ」ゼルネアスや「レッドカード」ファイアローに最も早くに注目し、実際に使っていたVGCプレイヤーだと勝手に思っています。

起源主張したいです(笑)

 

 

 質問あったら追記しますので連絡ください。

 おしまい(ノ)・ω・(ヾ)